これは、その存在と場所を建築家・神谷武夫さんに教えていただいたものです。
奇っ怪さに笑ってしまいますね。わざわざ二つ塔を建て、なぜ上部を連結させなくてはならないのでしょうか?
これは、どうも最初一基だけだったのが、だんだん傾いてきたため、もう一基建てて上部を連結させ、古い塔を支えているのではないか、と言われています。
場所は下キナウルのスングラー(Sungra सुंगरा)本村。
スングラーといえば、本村から離れたSungra ThanagにあるMeheshwara Mandir(地元ではThanag Mandirと言ったほうが通じる)がごく一部の人には有名ですが、本村にあるこの寺もMaheshwara Mandirです。ややこしい(注)。
この双胴塔は、寺院本体ではなくバンダール(宝物庫)。本体より立派です。寺院本体は境内の隅っこ。一方バンダールは、境内中央に堂々とそびえ立っていました。変ですよねえ。
ヒマーチャルの木造寺院建築に関しては、神谷さんと日本の宮大工を連れ立って是非TV番組を作ってほしい。日本の宮大工がどう感じるか、どう分析するか、ものすごく興味がある。
===========================================
(注)
地元では、Maheshwaraが訛ってMaishurと呼ばれることが多い。
0 件のコメント:
コメントを投稿