2009年2月1日日曜日

本blogでのチベット語・チベット文字の表記

このblogにはチベット語が頻出しますが、その際にチベット文字を他の文字に置き換える「転写(transcription)」という方法で表示します。

最近ではWeb上でチベット文字を表示する手法もだいぶ発達してきたようですが、とっても古いスペックの環境で作っているこのblogでは当面無理です。まあ現在できる範囲でのんびり行きます。

で、その転写ですが、現在業界の主流になっている「Wylie(ワイリー)方式」を使います。

Wylie方式については、

Wikipedia : Wylie transliteration
ウィキペディア: ワイリー方式

などをご覧下さい。

例として本blogのタイトルですと、チベット文字では

ですが、これがワイリー転写方式で「stod phyogs」となるわけです。

ついでに発音の話をしておきますと、日本語や漢字ではチベット文字のスペルを転写する方法がないので、もっぱら発音を写すしかありません。

「stod phyogs」は日本語カタカナでは「トゥー・チョク」、中国語漢字では(人によってまちまちで統一されていませんが)「兌巧」などと転写されます。「兌巧」なんてピンインにすると「dui qiao」ですから、カタカナよりも転写の精度はかなり低いですね。

上の例を見てもわかるように、チベット語ではスペルと発音の乖離が激しくなっています。その上に地方の方言による発音ヴァリエーションもあるので大変です。

この話題を始めるときりがないので今回はこの辺で。

今回の結論は要するに「このblogではチベット文字の表記にワイリー方式を使う」ということでした。

こうなると次回は発音とか方言の話をすることに・・・なりそう?
面倒だなあ・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿