2012年2月5日日曜日

今後のアップ予定

みなさん、こんにちは(誰に対して?)。

やる気をなくして放置していたこのblogですが、またやってみることにします。

今後アップする予定、あるいは少し手を加えればアップできそうなネタをいくつかあげておきましょうか(自分を追い込むため?)。

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1-ブルシャ話の続き

これはすでに(36)までできあがっていて、手元では完結していますから、毎日アップしていけば十日ほどで終了します。コンピュータが壊れて、消えたかと思っていたがちゃんとバックアップしていた。偉いなオレ。

その後ちゃんとブルシャスキー語も勉強したので(ネタはBiddulph本の文法簡解ですが)、ブルシャスキー語文法や言語学上の位置づけなども補足してみたいけど、それはいずれ改めて。

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2-水木しげる関係

「ゲゲゲの女房」制作発表をきっかけに作った水木しげる自伝のまとめですが、世間的には本blogでは一番評判がよかったネタでしょうか(でも影響力は極小)。

そういう私は、結局「ゲゲゲの女房」は一度も見ませんでした。なぜかというとテレビがないから。といっても「地デジ化に抗議して」とかのカッコイイ理由ではなくて、「テレビが壊れた後、貧乏で買えないから」です。

このテーマの続きは3回分すでにストックがあり、「海外旅行記」編です。これもなかなかおもしろい。

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3-チベット・ヒマラヤのテレビ番組総覧

類似企画はいくつかのウェブサイトにあり、私もかつて協力していましたが、名前が出るわけでもなく、特に感謝されるわけでもなく、サイト主が一方的に得するだけなので、もう協力する気もなくなりました。おまけにそこからパクった別サイトには、その私の文章がそのまま載っていたりして、不快なことこの上ない。

当バージョンの特長は、戦後の番組総ざらえという点。調べ方は、新聞縮刷版のテレビ番組表を1953年から毎日順に当たるという、ひどく地味な作業。大変でしたが、これも実におもしろい。

何から紹介しようかな。ダライ・ラマ法王TV出演史、雪男関連番組史あたりから行ってみようか。

なお、1953~1990年まではすでに年表形式にまとまっているので、紙の形にすることもできそうですが、需要はないだろうし、かといって私には金がなくて自費出版することも不可能だし、で、日の目を見るのは難しいでしょう。

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4-シャンバラ・アガルタ業界盛衰記

これもだいぶ前にまとめてあって、ごくごく簡略版を2chに書いたことがあります。

シャスタ山、チャネリング、オウム真理教あたりを調べるのに手間取ったため(注1)、長らく放置していました。が、その辺ももう頭の中ではまとまっているので、ちょっと馬力をかければ完結させられます。20回くらいでまとまるでしょう。

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5-「ケサル王物語」に史実性はあるか?

大きいテーマですね。これはまだ書いていませんが、なかなか面白い話ですよ。特に、日本ではあまり注目されていないタシ・ツェリン論文を一押しで紹介するつもり。

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6-文成公主はクンソン・クンツェンと結婚したか?

これも大テーマですね。なにしろ山口瑞鳳先生の説に反論するんですから。といっても、私独自の説はほとんどなく、山口 vs. Uray論争を紹介する程度。「この説が通用しているのは日本だけですよ」というお話です。

ほかにも吐蕃史関連では、もう作ってある古代氏族一覧なんかもおもしろい。その前に「吐蕃史文献案内」やらなきゃ。これは私がやるべき仕事ではないような気がするけど・・・。

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7-ヒマーチャル案内

ガイドブック没原稿から。小出しで。

過去2冊の出版経験から、苦労した挙句に役に立つ便利なものを発表しても、自分には何の得にもならず、利権を押さえている人たちの商売に利用されるだけ、というのがよくわかりましたので、没原稿くらい自分のためになる形で使いたいと思います。金にはならなくとも、不快感を味わうことのない様に気をつけて。

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8-諸掲示板投稿ネタ

一昔前、2chあたりの学術系板によく出入りしていたので、書き残してあるネタがたくさんあります。

各種掲示板からひろったチベット関連書き込みを集めて、まとめてくれているサイトなんかもあります。そこを見ると、歴史編の古代・中世史あたりは半分くらい私の文章なんで、笑っちゃいました。

いや、これは批判・抗議しているわけではありません。通常であれば流れてしまって、アクセスできなくなったはずの文章を保存してくれているのですから、むしろありがたいことだと思っています。2chあたりに書き散らした、ということはすでに著作権を放棄しているも同然ですし。

でも、自分の文章が自分のあずかり知らぬところにある、というのはどうにも落ち着きが悪いので、そういったお蔵出しネタもアップしていこうかと思っているところ。

まとまっているもので、思いつくところは、氐羌関連、エフタル関連、カラウナス~ハザーラ人関連、三皇五帝関連、与那国海底遺跡関連(注2)・・・。あれれ、チベット・ネタが一つもないや。

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9-その他、マイナーな歴史もの

日本では研究者が少なく、あまり紹介されたこのない地域の歴史を簡単にまとめてみるという仕事(をやってみたいなー、という希望)。

一番やるべきなのは「グゲ王国史」「シャンシュン王国史」でしょうが、大仕事になりますね。グゲの方はRoberto Vitali先生の後追いをするだけなので、「Vitali本を見よ」で済む話なんですが・・・。「シャンシュン史」の方は、きちんとした絵が描けているわけではありませんが、たたき台として提示してもいいようなお話はできています。

そうそう、「シャンシュン史」がらみでは「野生のシェンラブ・ミウォ」という、なかなかおもしろいものも用意しています。

カシミール略史、吐谷渾略史、青唐王国略史(注3)、ギャロン十八王国略史(注4)などなど。私がその適任者とは思えないのだが、日本では誰もやらないのでやってみたい、という程度。

誰かが先にやってくれるなら、それに越したことはない。

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さて、この中の何%が実現するか?
というわけで、ブルシャ話から再開します。

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(注1)
特に、徳間書店の「超知シリーズ」から出続けている「超シャンバラ」シリーズの勢いに圧倒されて、「シャンバラ業界」の近況はとてもフォローしきれない。その内容に新味がないのは、読まなくてもわかっているんだが・・・。

(注2)
2003年末に2ch考古学板で、hammerhead名で集中的に海底遺跡説批判の論陣を張ったアレです。最初はやる気がなかったし、前向きの話ではないので気が重かった。分量もかなりのものになり、時間もかかり(3ヶ月くらいかかった)、苦痛の作業でした。

しかし、その後、与那国も熱海沖も「海底遺跡説」はだいぶ化けの皮がはがれて、下火になったようではあります。私の書き物の中では、世間への影響力が一番大きかった仕事でしょうか(やっぱり一銭にもなっていないが)。

掲示板という性格上、図面をお見せできなかったので、その辺を中心に。

(注3)
青唐王国史に関しては、中国では祝啓源先生、日本では岩崎力先生と鈴木俊一先生が精力的に論考を発表されていますが、邦文単行本の形ではまとまっていない。既存論考を並べるだけでいいから、是非まとめてほしい。まず、私が論文リストあたりをアップしてみるか(すでに作ってある)。

(注4)
ギャロン十八王国については、女国/シャンシュンがらみで言及することになるのかな。

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