2015年4月10日金曜日

ヒマーチャル小出し劇場(27) Bharmaur ChaurasiのLakshana Mata

Chaurasi寺院群にはまだまだ見どころがあります。すごい場所なんですよ。






















Lakshana Mata(लक्षणा माता)入口。驚愕のファサード(建物正面)です。もはやドアフレーム装飾の役割をはるかに超えています。やりすぎ!

ラダックのアルチ・チョスコル(ཨལ་ལྕི་ཆོས་འཁོར་ al lci chos 'khor)のドゥカン(འདུ་ཁང་ 'du khang)入口などを思い浮かべる人が多いと思いますが、そちらは11世紀のもの。

Lakshana Mataは700年頃の建立で、こちらが圧倒的に古いです。こういった凝った木彫はカシミールから伝わった、と考えられています。カシミールはイスラム化してしまったために、古い仏教・ヒンドゥ教木造建築が残っていないのですね。その失われたカシミール建築・彫刻の片鱗を知ることができる貴重な場所なのです。

もっとも、この彫刻多重ドアフレームは、インドではグプタ朝時代から現れます。カシミールが発祥の地というわけではありません。

0 件のコメント:

コメントを投稿