Manali(मनाली)からVashisht(वशिष्ठ)へ向かう道すがら、崖下にそびえる細長い建物。
黄色い屋根からしてチベット仏教僧院であることはわかりますが、わざわざ訪れる人もいないようです。で、行ってみると、これが驚くことにラテン・ゴンパ(རྭ་སྒྲེང་དགོན་པ་ rwa sgreng dgon pa 熱振寺)のインド版だったんですね。ゲルクパ。
ラテン・ゴンパは、ラサ北方にあるカダムパ~ゲルクパの古刹。アティシャ(ཇོ་བོ་རྗེ་པལ་ལྡན་ཨ་ཏི་ཤ jo bo rje pal ldan a ti sha)の直弟子ドムトンパ(འབྲོམ་སྟོན་པ་རྒྱལ་བའི་འབྱུང་གནས་ 'brom ston pa rgyal ba'i 'byung gnas)が1057年に建てた僧院です。
著名僧院のインド版にしては慎ましやかですが、静かに修行するには悪くない立地と思います。
僧は小坊主さんを入れても数人。新しいものですが、壁画の出来もいいので、一度訪れて見る価値のある寺です。
ここも、ぜひ訪れたいですねぇ。
返信削除ところで、「著名僧院のインド版」って云うのは、他にはどこのお寺をさすのでしょうか?
ヒマーチャル~デーラー・ドゥーンにあるのは、(ゲルクパ)ポタラ宮ナムギャル、ギュトゥー、ラテン、ラブラン、ジェグ、キルティ、(サキャパ)サキャ、ンゴル、(カギュパ)ディクン、(ニンマパ)ミンドルリン、ドルジェ・ダク、カトク、(ボン教)メンリ、あたり。
返信削除ゲルクパの大僧院、セラ、デプン、ガンデン、タシルンポ、ギュメ-などのインド版はみな南インドにあります。私は行ったことありません。
あ、チョナンパのプンツォクリンもあった。チョナンパの寺になったのは最近ですけどね。
返信削除訂正→ジェグはサキャパ/ンゴルパだった。
返信削除あぁ、名前もきいたことなきゃ、場所もわからないものばかりだ。
返信削除カムのゴンパはあまり有名ではないので、ジェグくらいしか挙げませんでしたが、
返信削除2009年5月17日日曜日テンジン・ペルモ師とガルシャ・カンドリン の巻
http://stod-phyogs.blogspot.jp/2009/05/blog-post_17.html
で紹介した、ドゥクパのカムパ・ガルも、本家はかなり規模が大きいらしい。辺鄙な場所にあるので行ったことない。
カルマ・カギュパでは、タイ・スィトゥ・リンポチェの巨大な僧院シェーラブリンも、ペルプンのインド版といっていいでしょう。