リンツァンおよびその周辺から亡命した人たちが作った居留地がインドにあります。それがデーラー・ドゥーン郊外にあるこのカム・リンツァン居留地。
ここはヒマーチャル・プラデシュ(HP)州ではなく、東隣りのウッタラーンチャル州になるのですが、同州の西はずれに位置しHP州にごく近いので、この項目で触れてもいいでしょう(ヒマーチャル・ガイドブック没原稿にも入れていました)。
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ケサル王の故郷から来た人々だけに、小学校も「Ling Gesar School」という名。
人口は250人ほどとごくごく小さい村なのですが、僧院がなんと3つもあります。実にチベットらしい光景。
まず、サキャパ支派ンゴルパの総本山ンゴル・ゴンパ(のインド版/ンゴル・マゴン)。続いてカルマ・カギュパのリンツァン・カルマパ・ゴンパ。そしてボン教僧院ザ・モンギャル・ゴンパ。
村の真ん中には巨大なナムギャル・チョルテンがそびえています。はためく大量のタルチョの下、老人たちがグルグルとコルラ。故郷への望郷の思いをひしひしと感じました。
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(追記)@2012/05/03
リンツァン居留地の方によるblogがありました。
・Kunzang Dorjee Barling / Tibetan Kham Lingtsang Society
http://lingtsang.blogspot.jp/
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