そのことごとくを描いたのが、今回紹介するタシ・ポン(Tashi Pon/bkra shis dpon)=絵師タシ・ツェリン(bkra shis tshe ring)。生まれは上キナウル(Hangrang/hrang trang)のチャンゴ(Chango/byang sgo)。出会った際は、新築チョルテンの装飾作業中でした。
彼が描いたシト百尊は、色彩、尊様の細やかさ、配置の巧みさ、装飾の豪華さ、どれをとっても近年のチベット仏教絵画ではピカ一の作品。そのあまりの見事さに目は釘付けで、一歩も動けなくなりました。
タシ、ごめんよ。君のことを日本に紹介できぬまま、あれから十年経ってしまったよ。いつか日本に来て、技を披露してもらおうと思っていたのだが・・・。
誰かタシを日本に呼んで、シト百尊を描かせたいという方はいないものか。腕はこの通り保障します。
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